バスフィッシングのライン考察!使用ラインを見直してみませんか?

タックル

使用ラインの変遷

現代のバスフィッシングにおけるラインの使用率で言えばフロロカーボンラインが圧倒的に高く、次いでPE(PE+リーダー)、ナイロンの順番ではないかと思います。

私がバスフィッシングを始めた頃(当時小学校4年生)は”王様”こと村田 基プロが少年誌に登場し、その影響でバス釣りに興味を持ち、釣りに親しんでいった流れであったため初心者でも扱いやすいナイロンライン主流の状況でありました。

そもそもナイロンラインに比べフロロカーボンは高価格で手に出来なかった為馴染みがなかったとも言えます...今も高いけど...(-_-;)

徐々に歳を重ねてお小遣いが増え、様々な情報を得るようになり高校生頃から次第にフロロカーボンラインに興味を持ち手を出していったように思います(‘Д’)

この頃は特にラインを使い分けるという意識は希薄でなんとなくナイロン・フロロカーボンを使ってる感じ。それぞれの特性をあまり気にすることもなく、フロロカーボンの方が張りがあるしちょっと強いかなくらいの感覚でした(;’∀’)

使っているナイロンは少々硬さのあるSUNLINE製のマシンガンキャストを好んで多用してましたね~。
並木 敏成プロが大好きで!今もですけどもw

フロロカーボンライン一強の流れ

先に記したとおり、並木プロの影響もありしばらくは巻物主体の時はナイロン。打ち物はフロロカーボンとざっくりと使い分けをしてました。

ただ一時期よりフロロカーボンのメリット(耐摩耗性・低伸縮度)をメーカー、メディア、各プロが発信することによって注目が集まりフロロカーボン全盛期に入っていったように感じます。

まるでナイロンラインを使う必要がないと言っているように。

私自身も段々とナイロンの使用頻度が下がり、釣具店でもナイロンラインのラインナップが次々と減っているなという印象でした。

特に疑問に思うことなくフロロカーボン主体のタックルセッティングで釣りが出来ているし、ラインも強い印象だし問題ないかなっと...

僅かなストレスから・・・

フロロカーボンライン主体のスタイルとなってから数年...
少々ストレスに感じる場面が出てきました。

◎トップウォーター使用時、ステイを長くとるとラインが沈む
◎フロロの太ラインは硬くて投げづらい
◎立ち木の多いところでクランキングすると意外とすぐにささくれる

など

ポッパー等のステイを入れるルアーの場合、ラインが沈み込みアクションがうまく出せないと感じることが多い為、トップ系ルアーはナイロンの方が操作性が良い。トップが効きやすいハイシーズンは一部ナイロンの使用を再開。

また、近年のリール、ラインの進化によりだいぶ改善されましたが、フロロカーボンの太いラインを使用するとライントラブルが多かった為、ホントは16lbや20lbが欲しいところを14lbなど僅かに細い番手に下げて使用していた事もあります。必要強度よりも投げやすさを優先してしまっていました。

そして根ズレには強いといわれているフロロカーボンですが、立ち木等にルアーを当てながらクランキングするとささくれるようにラインが傷むことが多く結び直しがストレスに。

ひとつひとつの不満を解消出来ないかとラインを今一度見直してみようと思い始めたのがここ1~2年の事です。

ナイロンラインの選定、そしてメリットを実感

フロロカーボンラインでのストレスがナイロンラインで解消されないかと色々と試すことに。
使用ラインを見直すにしてもラインは魚と釣り人を結ぶ文字通り生命線。
いくつか使用してみて取捨選択の必要はあります。

各メーカー、DAIWA・SUNLINE・VARIVASなどのナイロンラインを試し、行き着いたナイロンラインがサンヨーナイロン/GT-Rシリーズでした!

GT-R ULTRA
GT-R ULTRA

そう、釣りを始めるキッカケとなった”王様”村田 基プロ監修のナイロンラインです(‘Д’)
恥ずかしながら、サンヨーナイロン製のナイロンラインは過去使用したことがありませんでした(-_-;)

使用してまず驚いたのは耐摩耗性
特にGT-R ULTRAの耐摩耗性はずば抜けている印象です。
立ち木の多い宇部丸山ダムにおいて、ガツガツとコンタクトさせながら、ズリズリと擦りながらのリーリングでもライン表面が傷つくことは極端に減り、結び直しの回数も減りノンストレスで釣りが出来ました。

そしてナイロンならではのしなやかさがあることでキャスト性が向上。
また、しなやかさゆえに太ラインの使用も容易でフロロカーボンライン使用時よりもlb数を上げるなどがしやすいと言えます。

そしてナイロンラインで懸念される「伸び」に関して言えば、私個人の意見としては”バラしにくさ”に繋がっていると感じました。
遠くで掛けた場合にラインの伸びがフッキングを悪くするイメージでしたが、近年のフックの性能UP(フッ素コートなど)により気にならないレベルです。
ファイト中にバスの急な突込みや方向転換をおこなっても、「伸び」が良い意味で追従してクッションとなり弾くようなフックアウトが激減。

ナイロンラインのメリットを改めて実感し始めているところです(/・ω・)/

懸念されるデメリット??

使用してみて今後検討が必要なことも徐々に浮き彫りに...

◎ディープクランク使用時、感度低下
グラスコンポジットロッド+ローギアリールの組み合わせでフロロカーボンライン使用時に感じなかった違和感...
ナイロンゆえの伸びが感度を低下させているような印象。
しかしこれはナイロンラインの使用lbを上げて強度で補う、または、ハイギアリールを使用することで解決出来そうです。

◎ナイロンラインの吸水性は?
ここは強度的に心配が残るところです。実際に使用をしてどの程度劣化が進むのかを検証中ですが、今のところ極端に傷むようなことはありません。
まだまだ検証の余地がある部分です。

◎打ち物、底物に使用は適しているか?
いわゆるジグ系、ワーム系の釣りに適応するか?
耐摩耗性だけを見ると問題なく、むしろ適しているように感じます。
近距離での使用は気にならないとしても伸びがある分遠距離でのフッキング性が気になるところ...

固定観念は一度忘れよう(‘Д’)

使用タックル、シチュエーション、ルアーなど諸条件により選定する必要があるライン。

新しく登場する釣り方も多く、情報過多になりがちな現代です。

従来から言われている定説や、新しく唱えられるメソッドなど、他者からの影響もありますがまずは自分で試して経験することが大事!

頭を柔らかく自由な尺度で物事を考えトライ&エラーでラインを選定出来ればよりバスフィッシングを楽しめるような気がします(‘Д’)

コメント

タイトルとURLをコピーしました