【フットコンエレキ】のメンテナンスに挑戦!

タックル

モーターガイド X3‐55V‐36のメンテナンスに挑戦

今回は2017年に購入し、2年程使用したタイミングでメーカーメンテナンスに出したっきりのエレキのメンテナンスに挑戦。
内部がどんな状況になっているか不安な為思い切って開けてみました

メンテナンスに先立ってX3についてブログなどでメンテナンスを行っている記事を読み漁り手順の確認。
またメーカーホームページより分解図を確認し内部構造を事前学習。
そして肝心要の修理部品(パッキン・オイルシールなど)を調達!
今回は“エレキの修理屋さん”のネットショップにて購入いたしました。
準備が整ったところでメンテ開始!

一体内部はどうなっているのか・・・不安。

開けてみると・・・思ったほど傷んでない???

配線の傷みも無く、モーターの要・アーマチュアも焼けてる感じはなくブラシが少々削れて粉が僅かにみられる程度。

あんなに毎週末フィールドに繰り出しては小野湖や丸山ダム爆走していたのに???
まぁダメージが少ないのは良いこと!
ここからは簡単に手順を紹介します。

①全体の分解
プロップを外してスルーボルトを緩めてノーズコーンの取り外し、プロップ側のコムキャップと中央のモーターハウジングを少し離します。
この時ブラシとコミュテータ―部分がうっすら見えるので、ブラシ部に結束バンドを差し込み、ブラシの飛び出しを抑えるように締めると引っ掛かること無く外せます。

②ブラシとの接触部分、コミュテータ―の清掃
アーマチュアのコミュテータ―部分が汚れていたので気持ちばかり磨いてピカピカに。

 

③厄介なオイルシールの取り換え
オーバーホール作業で皆さんが口を揃えて厄介だとおっしゃるオイルシールの取り換え。
モーターガイド機はこの部分に2個同じものが挿入されているのでマイナスドライバー等で抉って取り外し。
事前に潤滑油を吹き付けて置くことでスムーズに取り外すことが出来ました。
新しい物はグリスを塗布後、ラチェットソケットを当てがってゴムハンマーで優しく叩いて挿入。

④ハウジング内の清掃
ノーズコーンやハウジング部分内部のブラシ粉をパーツクリーナーで清掃し接続部パッキンの取り換え。パッキンにもグリスを塗布します。

⑤再組立て
内部モーターシャフト部分はグリスアップし、組み直し。スルーボルト部分のパッキンも新調。古い物はだいぶ潰れている状態でした。

⑥スルーボルト締め付け
スルーボルトは始め緩く締めておき、電源接続後低速で回しながら少しずつ交互に締め付け。モーター音を聞きつつ異音が出ないよう本締めしていきます。

⑦最後にプロップを復旧し、最終確認
改めてバッテリーと接続し、試運転。異音も無くプロップはビュンビュン(笑)
大きな問題なくメンテナンス完了しました。

パッキン、オイルシールの交換は必須

分解してみて分かったことですが、内部の状況が思ったより傷んでなかったのはパッキンやオイルシールがしっかりと効いていた為内部に水が入ることなくキレイな状態を保っていました。
しかし、取り換えたパッキン類は傷みが見られ、このまま使用を続けていたら内部に漏水していたかもしれません・・・。
使用頻度が少なくても定期的にパッキン類は点検し、必要に応じて交換することが永く安全に使用する秘訣だと思います。

今回は思い切って自分でメンテナンスしてみましたが、あくまで自己責任。
自信の無い方は定期的にメーカーやショップにメンテナンスを出されることをおススメします!

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